NTTフレッツとocnを個人サービスから固定ipやVPNなどの法人サービスへ移行する際の注意点
最初は個人向けのサービスで十分と考えていたけど、規模が大きくなるにつれて個人向けサービスだけではまかなえなくなることはあります。その中でもわかりやすい例がインターネット回線です。
個人事業主として数名の社員がいる組織であれば、クラウドサービスも含めて個人向けのサービスを活用すれば大抵のことは事足ります。もちろん扱っているものによってはセキュリティの強化が必要になり、固定ipやVPNの導入を検討し始めるようになることもよくある話です。
NTTフレッツとocnでインターネットを利用している場合、個人向けサービスから法人向けサービスはとてもスムーズにできます。その際にどのようなサービスになるのかを見ていきます。
個人向けのNTTフレッツ+ocnから法人向けサービスへ移行する場合、開通までにかかる日数は7営業日です。もちろんこれは申し込みサービスや設備状況によって変わるので、あくまでも目安程度に考えておく必要があります。
そしてここでポイントになるのが、これまで個人向けプランで利用できていたサービスは、どこまで移行できるのかです。
まずメールアドレスは、最大で4個まで移行可能です。それ以上の数は移行できないため、あらためて取得する必要があるので注意をしてください。ただしこれはocnが発行するメールアドレスの話なので、独自ドメインを使ってメールアドレスを発行しているならそちらはそのまま使えます。
他には有料のウイルスチェックオプションと迷惑メール自動判定機能が、移行可能な機能です。残念ながら有料の迷惑メールブロックサービスまでは対応をしていません。それ以外に移行不可能なサービスとしては、PCパックや支払い方法の口座情報などがあります。
事前にしっかりと料金についても確認しておけば、NTTの固定ipのために法人向けサービスへ移行する際もスムーズにできます。代替サービスや、そもそも移行が必要なのかも含めて、しっかりとチェックをしておくと良いです。